ブライダルチェックの受診
私は30代前半で結婚しました。
子供は2人ほしくて、まず1人目は30代前半に出産したいと考えていました。
入籍してから半年後、見よう見まねで排卵検査薬を使ったり、基礎体温をつけたりはしていたけど、何事もなく数ヶ月が経過。
性格上、気長に待つタイプではないので、まず病院行くかぁ!と動き出しました。
「ブライダルチェック」
「ブライダルチェック」って、なんだか少しキラキラした響きを感じるのは私だけでしょうか?
新婚の女性が、輝く未来に胸を弾ませながら病院へ向かうイメージというか?なんというか。
私はというと、そんなキラキラした感情ではなく、なにか良くない症状があったらすーぐ治療しよう!大丈夫だヨーシ!というテンションでした。
さっそく病院選びから。
私が選んだ病院は、不妊症、不育症の治療で超有名な婦人科クリニック某A。
治療実績があるのは勿論、そこの院長は、なんと三十数年前、私自身が産まれる際に取り上げてくださった先生でもありました。
当時の先生は総合病院の勤務医でしたが、後に独立して不妊、不育の治療を極め続けている方で、今でもバリバリのおじいちゃん院長です。
その道の偉大な先生に取り上げてもらったことを、私の母は時たま嬉しそうに語っていました。
そんな運命的な?ご縁のある先生に診てもらいたい(ご対面もしたい)と、病院選びは即決でした。
初診
エコーで子宮や卵巣のチェック、血液検査等の一般的なものから始まりました。
問診票には、結婚離婚歴、結婚した日とか、患者の生活背景やライフイベントに関する項目がたくさんありました。
この情報いる?って思う項目でも、不妊や不育治療を極めるためには必要ということですね。
初診では医師からの問診がありますが、できることならば例の院長にご担当していただけたらなぁと思っていました。
口コミによると、この院長を目当てに訪れる患者さんも多いとのこと。
先生とのご対面
いよいよ私の順番がきまして、診察室に入るとそこには!!!
院長が!!!
お会いしたかったあの院長が!!!
か、か、感動の再会ーーー!!!
(三十数年ぶり!しかも私においては誕生した当時の記憶なんちゅーもんはございませんが!)
まずは心を落ち着かせ、ご挨拶方々「私を取り上げてくださったのは院長であり、母から当時の事をよく聞いております。その節は大変お世話になりありがとうございました(ご覧の通りスクスクと?大きくなりました)」ーーと前のめり気味にお礼を申し上げました。
数多くのお産をご担当された先生が、まさか三十数年前の母や出産のことを覚えているはずはなくとも、「○○病院ね!お母さんのお名前は?うん、そうかそうか〜」と、わざわざ私の話に付き合ってくださりました。
しかし、ここは超人気のクリニック。
待ち時間や予約もたくさんあるため、こんな私の小話で先生の時間を使っている場合じゃありません。
すぐさま話を本線に戻しました。
先生の話し方や雰囲気は「ポップなおじいちゃん」でした。
ちょっとおじいちゃんなので?同じ質問を2回聞かれたりとか?はありますが、後ろに構える秘書さん?は全く動じずにカルテを入力されていらっしゃり安心?しました。(口コミによるとこれも通常運転だそうです)
そんなポップさは、あまり重々しい雰囲気でシンミリさせないようにかな?なんて。
「今日は旦那いないの?今度連れて遊びにおいで〜」と言われたのが今でもよく覚えています。
当時は、親しみやすさとか、親戚のおじいちゃんみたいだなとか、そんな感覚で聞いていました。
でもきっとその言葉は、夫側もしっかり検査しないと治療の進みとか根本的なものが分からないから、二人揃って検査した方がいいよってことですよね。
今更だけど、今ならその言葉の意味が分かる気がする。
2度目の受診
記憶が曖昧な2度目の受診。
「生理開始から○日目」みたいな所定の日だったと思います。
血液検査のみで、初回よりは確実に短時間で終了しました。